4C(マーケティング2.0) | ミッシェル・グリーン

4C(マーケティング2.0)

カテゴリー:マーケティング
2015年7月16日

4Cとは1993年に提唱された、マーケティング・ツールを組み合わせるマーケティング・ミックス手法の一つです。4P(マーケティング1.0)に比べて買い手側(顧客側)の視点にもとづいた手法と言われます。

4つのCとは、Consumer(顧客のニーズ)Customer cost(顧客コスト)Convenience(利便性)Communication(コミュニケーション)の4つの要素からなります。またConsumer(顧客のニーズ)をCustomer solutionやCustomer Value(顧客価値)とする場合もあります。

これはどのようにマーケティング戦略を組み立てるかというフレームワークのようなもんで、目的を立て各要素に、その目的に対してどのようなアプローチが可能か、マーケティング・ツールを当てはめていくことで総合的なマーケティング戦略が完成します。

 

4Pに対応して生まれた手法ですので、それぞれの要素は4Pと対応するようになっています。

 

製品(Product) : 顧客のニーズ(Consumer)

顧客のニーズ(Consumer)とは、企業側からみて価値の高い製品ではなく、顧客が欲しいものは何かに注目して製品を企画する戦略です。治療院では、例えば同じ骨盤矯正でも院のある土地に応じて、健康面を全面に出すか、美容面を全面出すか、施術のプランも変えていくといったことが考えられます。重要なのは製品そのものよりも、ニーズの解明だという考え方です。

 

価格(Price) : 顧客コスト(Customer cost)

顧客コスト(Customer cost)とは、価格だけでなく、購入するのに必要な経費や時間といったものまで考えた戦略です。治療院では施術メニューの価格だけでなく、駐車場の有無、無ければ付近の有料駐車場の価格、公共交通機関を利用した場合の費用、どれだけの拘束時間になるのか。そういったものすべてを含めて、対策を考えることになります。

 

流通(Place) : 利便性(Convenience)

利便性(Convenience)とは、場所だけでなく、入手のしやすさに注目した考え方です。コンビニなどは値段がスーパーより若干高くても、どこにでもあり、何が売ってあるか予想がしやすい利便性を武器にしています治療院にかぎらず、サービスにおいて、この要素に対する戦略は頭を悩ませるものです。患者様には来院していただけないと施術はできませんし、予約なしでいつでも受けられるよなサービスでもありません。

ですが、一つの方針として、患者様にこういうことで悩んでいると言われた時に対応できるようにすることが考えられます。身体に痛みや違和感を感じたら、ひとまず先生に相談してみる、そういった信頼関係を結ぶことができれば、健康に対する利便性の高い院として、患者様は院を認識するでしょう。

 

広告(Promotion) : コミュニケーション(Communication)

コミュニケーション(Communication)とは、相手に売り込む広告ではなく、相手を納得させる広告こそ重要だという戦略です。治療院では、情報を閲覧、また問い合わせしやすいサイトを作成したり、患者様に信頼されるような爽やかで親身な接客を心がけたりといった方法が考えられます。

 

売り手側の視点ではなく買い手側の視点で考える、4Cの方が、現代日本では主流かもしれません。また4Cには、共生マーケティングの4Cというマーケティング・ミックス手法もあり、そちらはマーケティング3.0とも呼ばれます。

ただ、4P、4C、共生4C。どれもそれぞれ考え方があり、どれが劣っていてどらが優れているというものでもありません。自分がどのような目的を持ってマーケティング戦略を立てるのか、自分の経営方針にはどの方法が良いのか。それを考えるのもマーケティング戦略の一部です。


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