ワン・トゥ・ワン・マーケティング | ミッシェル・グリーン

ワン・トゥ・ワン・マーケティング

カテゴリー:マーケティング
2015年7月22日

ワン・トゥ・ワン・マーケティングとは、企業がマーケティング活動を行う際に、顧客一人一人の趣向や職業、環境などをもとにした上で、個別にマーケティングを行っていくという手法のことです。

ワン・トゥ・ワン・マーケティングを実施しているサイトの実例では、購入履歴や閲覧履歴からおすすめ商品を紹介するAmazonや、入力した情報から最適な広告を掲載するFacebookなどが当たります。他にも小規模なウェブショップサイトでも、ユーザーを購入履歴や会員情報から、送るクーポン情報などを変えるということを行っているところもあります。

 

メリット

ワン・トゥ・ワン・マーケティングのメリットは、多くの顧客に対して一律に送られるマスマーケティングに対して、顧客と対話する、双方向のマーケティングが行えることです。また顧客との継続した関係を維持することも、ワン・トゥ・ワン・マーケティングは高い効果があります。

またワン・トゥ・ワン・マーケティング、企業が個人へ情報を発信できるということは、逆に個人がそれぞれの企業について情報を発信できるということでもあります。それらは口コミ情報というかたちで、良くも悪くも生の意見が全世界に公開されます。

そのため現代のワン・トゥ・ワン・マーケティングは、そうした個人個人の不満に対して対処していくという手法にも使われます。一つの不満が多くの不満を生む可能性が、Twitterなど情報拡散性の高い媒体の登場で高まり、そういった不満をいかにして把握し、対応管理するかも、重要なマーケティングの一つです。

 

デメリット

デメリットは、広告のパターンが増えれば触れるほどコストが高くなっていくことです。大手のワン・トゥ・ワン・マーケティングは、完全にシステム化されプログラムが人の手を介さずに自動でユーザーの傾向を読み取り、広告を選定、または作成するような方法を取っています。

そしてもう一つ忘れてはならないことがあります。ワン・トゥ・ワン・マーケティングには個人の情報が必要不可欠です。顧客の購入履歴、趣味嗜好、職業、家族構成など、一人一人に合ったマーケティングを行うにはどれも重要な情報になります。これらの情報を収集方法が、時として個人情報保護の観点から問題視されることがあります。

最近では、会員登録の利用規約に、個人情報利用に関する条項が盛り込まれていることが多いのは、このためです。

 

治療院での活用は?

ワン・トゥ・ワン・マーケティングの本来の意味では一人一人、個別にマーケティングすることですが、現実的には大掛かりなシステムを構築しない限り、そのような手法が現実的ではありません。治療院では、ワン・トゥ・ワン・マーケティングとは対応可能な分割できる最小顧客単位として考えるべきでしょう。

その際に、重要となる要素は、どういう広告をするかより、どうやって情報を集めるかと、どういう区分で分割するか、そして院で対応できる最小顧客単位はどのくらいかを見極めることです。そのためには、会員カードをつくるなど、顧客情報管理が必要になるでしょう。

ワン・トゥ・ワン・マーケティングはダイレクト・マーケティングと相性がよく、組み合わせて実施するとより効果的です。インターネットとコンピュータを使うことで、複数の系列院を経営している先生はもちろん、個人経営の整骨院、接骨院、整骨院でも十分に実施可能なマーケティング手法です。


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