パブリック・リレーションズ | ミッシェル・グリーン

パブリック・リレーションズ

カテゴリー:マーケティング
2015年7月13日

 パブリック・リレーションズとは、時代にや地域によって定義が変わってくるのですが、現代の定義としては、2012年にアメリカPR協会が発表した、組織と組織を取り巻く人々(パブリック)の間の、相互に利益のある関係を築く、戦略的なコミュニケーションの手法と定義すべきでしょう。

パブリック・リレーションズはPublic relationsと書き、短縮形はPRです。また広報と邦訳されることもあります。ですが現代日本においては、パブリック・リレーションズ、一般的に使われているPR、そして広報では、それぞれ言葉に含まれる意味が少しづつ変わってきます。

 

まずパブリック・リレーションズとRPの違いですが、もちろん本来は同じものです。ですが、一般的なイメージのPRは、現在のところ広告と同義になっています。パブリック・リレーションズは、製品の販売を促進する手法ではなく、信頼と相互に利益のある関係を築くための手法です。

広報という言葉は、広告よりもパブリック・リレーションズの意味に近い言葉ではありますが、広報という言葉は、「広く報じる」、つまり、企業が社会の人々に向けて情報を発信することが広報ということになります。パブリック・リレーションズは、一方的な情報発信ではなく、双方向的のコミュニケーションですので、これも厳密には意味が違います。

現在は、PRと言われた時に、それが広告なのか広報なのか、それともパブリック・リレーションズなのか補足する必要があるといえます。広報、PRを行っているサイトは多くあります。その中で、製品の広報ではなく情報を発信し、また発信しただけでなく発信にないして閲覧者がコミュニケーションできるようなサイトが、パブリック・リレーションズ手法を使っているサイトになります。

 

実際にどのような場合に使われているか

よくある見られるケースとしては、TwitterなどSNSを使って、広報を行っている企業がパブリック・リレーションズ手法を取り入れているといえるでしょう。ですが、パブリック・リレーションズ:PRとは、会社のPRを外部委託して、担当する専門の事業があるほどで、分析まで含めた、マーケティング要素ごとに多岐にわたる統括的な手法といえます。

メリットは、単純な広報と比較した時に、情報を発信して終わりではなく、情報を発信してからその先まで戦略にできることです。そして、ユーザーからの声を聞き、必要に応じて軌道修正を行い、その結果は評価、分析して次にフィードバックする。本来のPRとは、そこまで行うマーケティング手法であり、情報化社会の現在日本では、力を発揮する手法です。

パブリック・リレーションズ手法のデメリットは、広報にくらべて手順が多く、どうしてもコストがかかってしまうことです。ユーザーの意見をどう吸い上げるのか、どう分析するのか、手法を導入するためには色々なことを考慮する必要があります。

 

治療院での活用について

月の休業日や割引キャンペーンや新しい施術プランなどの情報を発信するのに、単純な広報ではなく、パブリック・リレーションズ手法を導入することが考えられます。コストをかけず、すぐに実践する方法としてはTwitterなどSNSを利用する方法ですが、インターネットを使える患者様全員が、Twitterも見ているのか分からないという問題点があります。

Twitterでの活動もプラスにはなるのですが、それだけになってしまうと伝えなければいけない情報が正しく伝わらないということもありえます。そのため、院のサイトでも報告と患者様の意見や考えが行えるようになっていると、より良いでしょう。

パブリック・リレーションズは、情報発信だけでなく、患者様からの反応を分析することも重要な要素です。広報や広告という意味のPRを行っている整骨院、接骨院、整体院は多いですが、パブリック・リレーションズを行っている院はまだ少なく、上手く手法を取り入れることができれば、シェアを拡大することができるかもしれません。


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