オウンドメディアで広告集客しかしていない治療院と差をつける | ミッシェル・グリーン

オウンドメディアで広告集客しかしていない治療院と差をつける

カテゴリー:マーケティング
2015年10月6日

2015年現在、多くの企業は、マスメディアに広告手法から、オウンドメディアを活用して顧客との直接的な関係性を築くことに関心を持っています。マーケティングについて調べていると、よく目にするオウンドメディア・マーケティングとは一体何なのでしょうか?

オウンドメディアとは、辞書によれば、「企業が自社で所有するウェブサイト(メディア)のことで、ブランドサイトやキャンペーンサイトなどを指します。アーンドメディア、ペイドメディアと共にトリプルメディアと言われている。」とあります。

また新しい言葉が出てきましたので簡単に説明を追加します。

アーンドメディアはFacebookやTwitterといったSNSのこと、ペイドメディアは従来型のマスメディア広告やインターネット広告のことです。これらを使ったマーケティングについては置いておきましょう。今回のテーマは「オウンドメディア」です。

 

オウンドメディア、5つの強さの理由

オウンドメディアの強みとは「顧客と直接コミュニケーションをとることができる」ということがあげられます。情報発信することで、顧客の情報収集行為によって見つけてもらい、そこで魅力的な情報を提供することで何度もサイトを訪れる「リピーター」になってもらいます。最終的にはリピーターになった方が、実際に先生の治療院に来院していただくことになる見込み顧客へと育成されていきます。

オウンドメディアは新規顧客の開拓と見込み顧客の育成を同時に行える手法なのです。このことは、さらに5つの理由によってオウンドメディアの強さの理由を補強できます。

 

① ユーザーと直接コミュニケーションをとることでファンになってもらう

広告を使って認知を広げていくことは、マーケティング手法の王道です。しかし認知されたとしても、人々が先生と先生の治療院に対して強い関心を抱くとは限りません。インターネットの発達により、ユーザーは必要だと思えばいくらでも自分の意志で情報収集でき、クリック一つで別の院を探し当ててしまいます。

オウンドメディアでは、ユーザーにとって有益な(役に立つ以外にも読んでて楽しいもありです)情報を継続的に発信することで、長期にわたってユーザーとのコミュニケーションを築くことができます。広告で集めた一時的に立ち寄るユーザーとは違う、先生の考えと先生のことに興味を持ち、根強いファンを作ることがオウンドメディアの役割です。

 

② 広告に頼らず、自然検索で流入を増やす

従来の広告は、費用をかければある一定の効果が出るものと考えられてきました。もちろん今でも効果あるのですが、①でも説明した通り、今は広告だけで満足せず自分でも調べてみるユーザーが多い時代です。従来型の広告に対して情報検索の邪魔だとすら考え、否定的な意見を持つユーザーもあらわれており、広告のコストパフォーマンスは悪化しています。

オウンドメディア・マーケティングは従来の広告とは正反対の手法です。ユーザーの情報検索要求に対してコンテンツを用意し、検索エンジンから見つけてもらう手法であるため、ユーザーにとってはストレスになるどころか興味を持ってじっくりと内容を読んでもらうことができます。

また広告と違って、一度製作すればかかるコストは人件費のみとなりますので従来の広告より断然かかるコストは少なくなります。

 

③ リピーターを増やせる

オウンドメディアはファンを増やすことに向いています。情報を継続的に発信することで、ユーザーは何度もホームページを訪れることになり、信頼度を高めていくことができます。先生のファンになったユーザーは、他の先生が掲載している単純な広告を見ても、揺らぐことはありません。そのため、大規模な広告を行わなくても自然と来院者数が増えていきます。

 

④ ペイドメディア(広告)とアーンドメディア(SNS)を接続する

オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア3つ合わせてトリプルメディアと言うことはご紹介さていただきましたが、これら3つは別個に働くものではなく、組み合わせることでさらに効果的に集客力を高めることができます。

広告によって先生のことを認知したユーザーは、先生のホームページやブログにたどり着きます。そして、ホームページやブログの情報が興味深いものであったら、友人たちにも先生のことを紹介し、どう思うかコミュニケーションを取るためSNSを利用しようとします。コミュニケーションによって先生のことを価値のある情報をたくさん知っている「すごい人」だと感じたユーザーたちは、ブックマークを行い先生のホームページが更新されるたびに訪れます。

こうして、トリプルメディアが相互に作用し、より高い集客効果を生み出すのです。そしてオウンドメディアは、広告とSNSを接続するメディアであると言えます。

 

⑤ ユーザーの利益が優先する

企業のホームページがすべてオウンドメディアというわけではありません。例えば通販サイトはオウンドメディアとは言えません。通販サイトは商品を売るためのサイトです、カタログサイトも商品を説明するためのサイトです、オウンドメディアとは直接的な営業だけではない、ユーザーにとってホームページそのものが価値のあるものでなくてはなりません。

目的が営業であるなら、どの競合相手も似たようなデザインのホームページになりがちですが、目的がユーザーの利益であるならその情報は多種多様です。単純な営業目的の広告、インターネット・マーケティングしかしていない先生の方々と「差別化」を図ることができます。

 

なぜ企業はブログを書くのか

オウンドメディア・マーケティングはコンテンツを活用したマーケティング手法です。美容関連の施術を売りにされているならスタイルを良くする情報、交通事故改善であれば交通事故後の対応の情報など、提供する施術に関連した有益な情報を配信することによりターゲット層となる方々を集客し、見込み顧客の獲得やお問い合わせの獲得、既存顧客のファン化などが目的となるでしょう。

その中でもブログは更新のしやすさ、拡散のされやすかから、オウンドメディア・マーケティングの有効な手段と言われ、SEO(検索エンジン最適化)にも効果があります。

ですが、単にブログで情報を発信すれば、お問い合わせが増えるかとえばそうではありません。「ブログで積極的に更新しているけれど、お問い合わせは増えない」という声は珍しくないようです。その結果、更新が滞ってしまう企業ブログもあります。

企業のブログには可能性があります。認知の拡大、同業者からの注目、口コミなどなど、企業によってはコンテンツ力の高さによって、オウンドメディアであるにも関わらず広告収入を得るまでになっているブログもあります。

そうした目に見える結果も大事ですが、ブログ運営を行う企業が評価しているのは目に見えない部分です。

 

少し前の話になりますが、SNS全盛になる前の時代に、あるスポーツ障害改善をメインにした接骨院がおこなったマーケティングがあります。

その頃は広告手法といえば地元新聞や地元ケーブルテレビなどマスメディアを利用するのが当たり前でした。その整骨院も同じ様に地元新聞に広告を出したのですが、その内容に工夫をしました。広告をまるで一種の記事のように、怪我をした時の応急処置についてや、怪我をしやすい地域の場所など説明し、最後に自分と接骨院の名前、住所を書くという内容の広告定期的に繰り返したのです。

これは単純に広告を行っていた接骨院とは違うという「差別化」になりました。新聞掲載からすぐに問い合わせが増えたということは無かったようですが、次第に効果が現れ、「信頼できる先生」として来院された方々はみな最初から好意的な印象を先生に持っていたようです。あとは施術で効果を出すことで、次々にリピーターが増えその接骨院はとても人気があったそうです。

これはオウンドメディアとは違った事例なのですが、「信頼を獲得する」という一つの目的は一緒です。目に見える数字だけではなく、信頼を育み、最初から「あの先生ならば」とファン化させることで、この接骨院の先生は成功をおさめました。

地元新聞とはいえ定期的な広告掲載はコストがかかります。それに対してブログは初期費用と人件費のみで運営できます。オウンドメディア・マーケティングが先生の治療院にとって、どのような役割を果たしたいのか、それを考えてから記事を書くことで、より効果的にマーケティングの効果を高めることができます。


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