来院条件 | ミッシェル・グリーン

来院条件

カテゴリー:マーケティング
2016年10月21日

来院条件とは、それがクリアできないと来院が成立できないことです。

治療家は、患者さんが感じるメリットとして、治療技術が高いことや治療によって得られる副産物である顔色が変わること、スタイルの変動などを出しやすいですが、実際、調べてみると違った意見もありました。

治療技術を持っていることは、当たり前と思っている彼らにとって来院に重要なこととは何か?それがなければ来院できない。それが来院条件です。

 

個室

個室は、プライバシーの確保で他の方と会わないこと、静かな時間が過ごせることがメリットと思われますが、来院条件になると意味合いがかわります。

不妊治療関連の仕事をしていて、自身が不妊で悩んでおり、不妊治療を受けに来る方が自身の顧客と出会うことを恐れ、個室で受けたいということ。有名人で一般の人に見られると困るということ。田舎でみんなが顔見知りなので来院を見られたくないので個室で治療を受けたいという必要性です。

このように決して、メインのサービスではないけれども、それがないと来院できないことを来院条件と呼んでいます。一般的には、治療がメインで個室やベビールーム、駐車場、女性常駐は付加価値と思われます。

ただ、場合によって患者さんには、それらはメリットではなく、条件に変わり、それがないと来院しないということになります。
一例で、産後骨盤矯正で解説しましょう。

 

キッズルームで赤ちゃんを見てくれる。

産後骨盤矯正でびっくりしたことは、ベビールームがあることが来院にとってのメリットとして利用されやすいですが、キッズルーム思われやすいですが、キッズルーム自体にメリットはなく、は赤ちゃんが預けられることが来院条件だったということです。

例えば、お母さんが生後3ヶ月の赤ちゃんと一緒に美容室に行くときは、選ぶ基準はベビールームがあることではなく、ベビールームに赤ちゃんを見てくれる人がいるかどうかでした。

産後骨盤矯正を受けるとき、ベビールームがあり、赤ちゃんが見れることがメリットに思われますが、これはメリットではなく、それがなければ生後3ヶ月の赤ちゃんをベビールームに一人にしておくことができないので来院条件になるわけです。

 

近くないと来院できない。

アンケートを取ると「家(もしくは仕事場)から近いから。」は、選ばれやすい理由です。
田舎だと条件を満たすところがあれば車で30分も20分も変わらないという感覚をもたれやすいですが、都内では近いか遠いかは大きな違いになります。2,3駅が広い幅になります。

仕事の帰り途中に接骨院があるか、仕事の帰り道からはずれ、数駅移動しなければならないかは大きな選択になります。

近くに似たサービスをする院があれば、そちらに行ってしまうでしょう。
これは、来院条件ではありません。来院欲求です。

ただ、都内と田舎の間くらいのところの駅では困ることがあります。
電車が通っており、30分か1時間に1本くらいのペースの駅です。このような駅は微妙に田舎なのですが、都内にも容易に行ける距離です。

その場合の移動手段は駅からタクシーです。ただ、困ることはタクシーを呼んでもなかなか来ないということです。田舎!というところまで行くとタクシーが待っていたり、タクシーに余裕があり電話で来てくれます。ただ、その間のところでは、タクシー台数が少なかったり、利用者が多く、電話で呼んでも待ち時間が長かったり、呼ぶことすら出来ないときがあります。その場合、来院が難しくなります。

このときの駐車場は、必須になります。
このような地域で駐車場がない接骨院はほとんどありませんが、駐車場がないというのは致命的です。
来院条件から外されてしまいます。

 

女性常駐

男性だけの院に行きたくないというのは、新規の女性患者は思いやすいことです。特に紹介でもなく、男性の一人院長でマンションの一室でやっている先生には思われやすいことです。

女性だとしても友達の紹介であれば、男性一人の院に来院ができます。

ただ、完全新規でホームページから男性一人で経営している院に来院するというのは、難しいところがあります。それがマンションの一室だったり、ホームページ自体が怪しかったりしたときはなおさらです。

一室でやっていて、受付を雇っていることはまずないので女性がいない不安を与えます。
こういう院ほど、女性患者さんを対象にしていれば、パート、バイトの受付女性で写真が掲載されているだけで全く印象を変わるでしょう。

ただ、そのような院ほど、金銭的だったり、雇っても仕事があまりないことから女性受付を雇いづらいということもあります。

 

夜遅くまでやっている。

都内でOLの30、40代を対象にしたとき、20時30分受付が早い場合があります。
閉まる時間が早く、来院できていない場合があります。それが診療時間の来院条件です。

その場合、患者さんに何時なら来院できるかのアンケートを取ります。
それによって、昼休憩時間を伸ばし、夕方のスタート診療時間を遅らせ、終わらせる時間を遅らせることで月の売上が大きく変動することがあります。

OLの残業帰りに合わせた診療時間に変えて来院条件を満たしてあげるのです。

 

このように先生は、治療がメインでそれ以外は大したメリットではないと思っていたことが、最も重要な来院条件になっていたということは少なくありません。

患者さんは、素人なので玄人の技術さはそこまでわかりません。
先生は、技術の高さを売りにされても患者さんは、歯医者と同じで「みんな治してくれるでしょ?」という感覚で新規で来院されるとしたら、彼らが感じるメリットは、他にあることがわかります。

その方に治療について深く語っても響きづらいです。彼らが最も求めていることを提供して、来院に促してあげましょう。


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