2016/06/06 (更新日:2016/06/06)

ボランティア活動

マーケティング

ボランティア活動は、誠実さや人としての純粋さを表現することができます。
そして、ボランティア活動はやっていない治療院より、やっている治療院の方が信用を得ることができ、差別化になるのでは?と思う先生もいるかもしれません。

その利点からボランティア活動をホームページ上に掲載している院も少なくないでしょう。
人によっては、「ボランティア活動はそういった利益のためにやることではない。」と言う人もいるかもしれません。

そこで具体的にボランティア活動をホームページ上に掲載する理由と効果について記載致します。

 

集客の観点からのボランティア活動

 ホームページにボランティア活動を掲載したいということは、先生は何らか目的を達成したいことや営利的な得を得るためでしょう。

もし、ボランティア活動をホームページに掲載するのであれば、それは集客やイメージアップなど、見た人が何らかの良い反応を感じるものでなくてはなりません。

 

そこで注意しなければならないことは、『活動をして気持ちよくなったこと。』を掲載することと『集客を促進させるため、ボランティアとしても成果をあげたことを報告すること。』とは大きな違いがあります。

特にボランティアは、自分がやっている体験があり、気持ちが晴れやかになっているので良さが人に伝わりません。自己満足で終わるケースが多いです。

 

ボランティアだからといって、成果をあげなくていいわけではないように、ホームページ上に掲載するということは何らかの良い反応を作らなくてはなりません。

今回のブログ記事は、ボランティア活動を集客の観点からまとめます。

 

よくある治療院のボランティア活動

ボランティア:自主的に社会事業などに参加し、無償の奉仕活動をする人。 goo辞書

治療院でよくあるボランティア活動はこのようなことがあります。
・地域を掃除し、綺麗にしている。
・近所の見回りをしています。
・院内に募金箱があり寄付されます。
・被災地へ施術をしに行きました。
・トレーナー活動でスポーツ選手を応援してます。
・海外の衣食住に困っている子供たちに物資の供給をします。
・地域の子どもたちと遊んでます。

 

ボランティアページでやってしまう事例

せっかく良いことをしているのに報告は業務連絡のよう

『被災地に行って施術してきました!余震も続いて、不安がられていましたが施術で安心していただけたようです。』
のような一言や数文でまとめてしまうことです。

実際は、行った人にしかわからないその場までたどり着くまで大変なことがあったでしょう。
被災地の方とお話をして、どのようなことを話してくださったか。
先生がそれにどのような思いを巡らせたのか。
最終的に施術をして思ったことや感想。

現地に行った先生しか感じることができない素晴らしい経験があるはずです。
それらを鮮明に書くことで人の心を動かします。それは、先生のイメージアップという枠を超えて、人へ良い影響を与えることができます。

 

トレーナー活動も同じです。

負けそうになったときに感じた先生の思い。
頑張っている選手を見た時にいつも施術をして話していた思い出話。
「試合で頑張ってくる!」と言ったときの選手の顔や輝いている姿。

業務連絡のように現地写真と一言、二言の感想では、なかなか伝わりません。先生と選手の思い出を書いてあげてください。そんな選手思いのトレーナーは、他の選手も見に来てほしいと思うはずです。

文章で伝えることが不得意な先生は写真が有効的です。

 

ボランティア活動を見た患者さんは。

募金箱が置いてある治療院で「なぜ募金箱が置いてあるのですか?」と聞くと「このような活動をしていて、素晴らしいんです。」と話します。

それは、見ているこちらは先生が義務的に話しているようでコンビニにとりあえず、募金箱が置いてあるような感覚とあまり変わらない思いを持ちます。

「友達ならすごいね。興味が湧くけれども、行っている店では興味ない。」
「ふーん。やってんだー。」

 

本当に使命を感じて、活動されているか今一度、考えてみましょう。
本当に使命を感じて活動しているなら、1枚の配られた紙で説明するだけでなく、他にも資料を取り寄せたり、近況報告を求めたり、先生は、その募金について話しているときいきいきして話しているはずです。

ときに情熱の持てないボランティアは、文章からも伝わります。そのときは、変更を必要とします。

 

ボランティアとビジネスの掛け合わせ

ビジネスと直接的に関係があると利益のために動いているように見られてしまいます。それは、自分の利益でしか行動を起こさないような人のイメージです。

それでは、イメージがマイナスに働いてしまうので患者さんから良い反応を得るためには、直接的ではなく間接的に関係あるボランティア活動をすることです。

例えば、親近感を持たれやすいのは。
『不妊専門の治療院で1回施術を受けると100円が◯◯市内の出産する病院がない解決に使われる。』こと。
一般的に知られている日本で多くの妊婦さんの問題であり、将来の自分に来るであろう問題のためにボランティア活動をしていることです。

それは、具体性があり、募金される金額も明確であり、支払い者に関係していることであればあるほど、親近感をもたれやすく、良い成果を作ります。

 

施術1回で50円寄付 学校設立の寺田先生

1回施術する度に50円を貯め、ネパールに学校を設立した寺田先生

このような成果があることは、素晴らしいボランティア活動と思います。

【詳細】https://michell-green.com/shakikouken/

 

私もボランティア活動が好きです。

『先生の施術と関係し、利益に直接的でないボランティア活動がビジネスを促進させる。』ことについて記載させていただきましたが、ボランティア活動は、私個人的にも好きです。

何も関係ないことをアップしたくなる気持ちもわかります。

ですが、患者さんに意味がわからないといった疑問を持たせたり、混乱させたりするような来院を阻害する要因にならないために記載させていただきました。

活動が人に良い影響を与えると思います。
ボランティア活動をされている先生は、是非、引き続き活動と成果をブログやボランティア活動で記していただけると幸いです。

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