2017/03/04 (更新日:2017/03/04)

ありきたりの文章と思いの文章のどちらが良いのか。

マーケティング

先生が思った言葉をそのまま書こうとすると、「◯◯で困っているなら1度、来院してみてください。」「やれる限りのことはやります。」という言葉になり、一般的に「断言した方が良い!」「強気に言う方が説得力がある。」というノウハウから考えると「困っているなら1度来院してみてください。」は、1度という初回限定で最後まで来院を促すものではなかったり、「来院してみてください。」は断言し、「来院してください。」に変えた方が良いのではないかと、自らの言葉が断言されていなく、いつも言わないような、気合いと熱意と断言で文章を構成されてしまいます。

これまた面白いのですが、先生の思いが入った言葉を「断言する。」「熱意がある。」感じに変えてみるとこうなります。
「当院へ来院してください。」「◯◯を改善します!」

なぜかありきたりな言葉になってしまうケースが多いです。そして、完成した文章に対して先生が思うことは、「うーん、こっちの方が文章的には良いけど、うーん、はい、こちらで。」と文章的には良いけど、こうで大丈夫かな?という感じになってしまいます。

そもそもは、先生は言葉が断言されていないことや文章に熱意を感じられるか不安でノウハウを駆使しているようですが、文章的に本当に先生の本心を語った文章というのは、熱意がなかったのでしょうか?もっと考えると断言すると良い理由は何なのでしょうか。

先生がそうだと思って作られた「◯◯で困っているなら1度、来院してみてください。」「やれる限りのことはやります。」これらの文章から熱意がないようには感じません。そうすると、断言しているかしていないかのノウハウが強いように感じられます。

断言すると説得力があり、人は動きやすいということを聞きます。
このノウハウに惑わされてしまうのは、いつも患者さんに優しく接していて、導くタイプではなく、患者さんを誘導するタイプの先生です。

誘導タイプの先生は、断言することはあまりなく、患者さんの意欲を引き出して、より良い治療に誘導してあげます。

誘導タイプの先生に断言のノウハウを適用してしまうと、混乱が起こります。
・いつもは言わない言葉を使っている。
・自分の言葉は弱かったのか。
・説得力がある方が良いのか。

言葉を柔らかい物腰から、強気の断言に変えると一見、良さそうに見えますがいつもの言葉ではなくなり、それはありきたりの文章に変わります。

 

院内の反応とホームページ購読者の反応

院内で先生が話されている言葉で反応があるなら、ホームページ購読者も同じように良い反応を起こします。
それをわざわざ変える必要はありません。

それを変えてしまうということは、今までと違う方法を取るので結果が上がるか上がらないかわからなくなってしまいます。

 

院内で話しているときと、ホームページでは反応が違うのでは?

読んでいる人は、同じです。会って話しているかネットで文章を読んでいるかの違いで過去にこういうデータもあります。

トップ営業マンの営業トークをそのままチラシに利用したところ、反応率がグンと上がった。と。

そもそも院内で患者さんに話して反応が悪いのであれば、変える必要があるでしょう。しかし、院内で患者さんに話し良い反応があるなら、それをそのままホームページに反映する方が良い結果を生み出します。

このようにノウハウがときにマイナスに働くことは少なくありません。
ちなみにチラシのときに誘導タイプの先生が断言のチラシを巻くとリピート率が下がるなど。

ノウハウは、それが本当に良いかもわからないですが、当たり前のように聞いたことがあると使ってしまいます。断言するノウハウは、使いがちでそれがありきたりな文章を作り、しかもそれが最後に入って来やすいので最後の印象からどこのホームページを見ても似たようなことしか書いていないとなってしまいます。

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