「M1・F1」古い分類と、新しい5つの分類

2021/08/26 (更新日:2021/08/26)

「M1・F1」古い分類と、新しい5つの分類

マーケティング

こんにちは。さこまです。

マーケティングを始めて、10年が過ぎました。

たまには古くなったマーケティング手法も調べてみましょう。

いつもは新しい手法やよく使われている
マーケティングを中心に紹介しています。

今回は、古いマーケティング手法が
今では別の方法で取り入れられているものをご紹介します。

新しいマーケティング手法と比べてみて、
新しいものがなぜ必要なのかを考えていきたいと思います。

「M1・F1」古い分類と、新しい5つの分類

「M1・F1」という言葉をご存じでしょうか。

ターゲット層を分けるために使われていました。

M1・F1とは

マスコミ・マーケティングの分野で使われていた手法です。

MはMale(男性)、FはFemale(女性)という意味です。
他にもC:Child(子供)とT:Teenager(若者)という区分もされます。

表にすると、このようになります。

  • C層:4~12歳の子供
    T層:13~19歳の子供

    F1層:20~34歳の女性
    F2層:35~49歳の女性
    F3層:50歳以上の女性

    M1層:20~34歳の男性
    M2層:35~49歳の男性
    M3層:50歳以上の男性

かつてはこの表を元にマーケティングを組み立てていました。

例えば、大学資料であれば、学生とその親ですので、
T層とF3層、M3層をターゲットにします。

美容メインの整体院であればF1層とF2層といった感じです。

性別と年齢によって、ユーザーを大別できるとする前提の手法です。

しかし、現代社会のライフスタイルは多様化しました。

ここまで読んでいただけた方も、なんとなく「そんな簡単な分類でいいのかな、同じ年代の友人でも話が合わないことあるような?」と疑問を抱かれるかもしれません。

とても、勘が鋭いと思います。

「F1層もM1層も、もういません」 by Google

2013年12月にGoogle日本法人が発表した記事です。

  • 複数のデジタルデバイスを利用しているユーザーの行動を分析した結果、男女や年代による傾向はあまり見られず、「単純な区分け意味を成さなくなりつつある」という見解です。

誰もがさまざまなメディアから、多種多様な情報を選択できます。

人の生き方や考え方は、年齢や性別によって決まらず、
本人がどういう人生を送り、どんな情報に触れてきたかで変わります。

「30代女性」の考え方は、30代の女性で区分できず一人一人がまったく違うもの見ています。

テレビを好んで見る人たちもいれば、
スマートフォンを中心に情報と触れている人たちもいます。

SNSで情報を発信することが好きな人がいれば、
検索して情報を収集するのが好きな人もいます。

Googleが情報の収集スタイルから考える新しい5つ分類

Google日本法人が、テレビやパソコン、スマートフォンの3つを
保有している20代から60代までの男女500人を対象にした調査です。

それぞれのツールの使用時間や内容を分析ツールを取得し分析すると、
複数のメディアを使用するユーザーは5つのタイプに類型化されました。

ツールによる調査ですので、アンケートに比べて、ユーザーの先入観やバイアスがかからず、実際のデータに近い分析と言えるでしょう。

下記、5つの分類です。

①キマジメ大食らい

このタイプは、次々に情報を取得し知識を蓄積させて行くタイプです。

デバイスの利用時間全体が長く、朝起きたらスマートフォンをまず見て、
パソコンのスイッチをONにするタイプです。

雑誌の購読数も多く、テレビのニュースや情報番組も積極的にチェックします。

テレビ、パソコン、スマートフォン取捨選択するのではなく、
追加して全部利用しようとします。

人付き合いは限定的で、今の付き合いを大事にすることを重視し、
新しい関係を作ることには消極的な傾向があります。

商品やサービスを購入する場合は、しっかりと事前に調べ検討してから実行する慎重派です。

②ハラハチブ自由人

このタイプは、テレビを見るのは夜くらいでそれ以外の時間では見ません。

パソコンも夜に利用し、スマートフォンはあんまり利用せず、
パソコンで情報を検索しようとします。雑誌もあまり読みません。

人付き合いは、ゆとりを重視し自分だけの時間を大切にしています。そのため広く浅い付き合いは好みません。人の多いガヤガヤした場所は苦手で、ネットでもTwitterやFacebookといったコミュニケーション空間を騒がしい、煩わしいと感じるようです。

自分の感性を重視するので、商品やサービスを購入するときはあまり検討することはなくフィーリングで決定します。

③ヒマツブシ貴族

このタイプは、テレビもパソコンもスマホも
楽しく時間を潰すためのものだと考えています。

テレビ番組ではワイドショーを好み、パソコンも常にON、
スマートフォンは常に手元に携帯しています。

写真と取ったり、動画を見たり、楽しむためにデバイスを使いこなします。人間関係も積極的です。ネットでの繋がりも重視しますが、ネットで済まさず生活の充実感はリアルな人間関係の中でも感じたいと考えています。そのため付き合いや交際のための支出は必要経費だと割りきっています。

ショッピングすること自体が好きで、つい衝動買いをしてしまうことが多いようです。

④探索ナルシスト

このタイプはパソコン利用が少なく、
メインデバイスはスマートフォンに移っています。

何か気になるとすぐに調べてみたくなる性格で、
手元にあるスマートフォンを積極的に利用しようとします。

パソコンで調べるのは、家に帰ってパソコンを開いてというのがじれったいようです。思い立ったら即座に行動します。他人にどう見られるかではなく、自分は自分という意識が強い傾向があります。与えられた情報を鵜呑みにせず、自分の価値観を重視しています。流行に乗るのはあまり好まないようです。

ショッピングでは、店頭では価格サイトや企業のホームページを
スマホからチェックしてお買い得かどうかを判断します。

ネットショッピングするときはパソコンの画面を使って
さまざまなサイトを比較してから身長に行います。

スマホとパソコンを完全に使い分けて利用します。

⑤社交的ハンター

このタイプは、テレビよりもパソコンとスマートフォンの
利用時間が長く、深夜帯のりようが多いのが特徴です。

ネットは情報を得て、人とつながるためのものだと考えているようです。

たくさんの人と交流することを好み、ネットワークづくりを積極的に行います。人間関係も深い交流よりも幅広い交友関係を作ろうとします。人と繋がるために常にアクティブに情報を収集し、そしてそれに自分の考えを交えて発信します。SNSを頻繁に利用し、面白い情報はみんなで共有しようと行動します。よく見るスポーツ番組です、番組を見たあとは友人と話題を交換します。

ショッピングをコミュニケーションの一部として考えています。

自分が欲しいというよりも、話のネタになったり、
自分が勧めたものを周りの人が買ったらすごく嬉しいといった考え方を持っています。

多様化の時代を理解する

これまでは環境が同じなら似た傾向を持つ、
つまり性別と年代が同じなら過半数が似た傾向を持つと考えられてきました。

ですが、Google日本法人の調査や、他にもさまざまな機関、企業の調査から、年代、性別はすでに傾向の分類としては対応しきれなくなってきているという結果が出ています。

この結果から、どうマーケティングをするか。

マーケターによって戦略は異なりますが、
一例としては、「探索ナルシスト」をターゲットにした場合です。

流行に流されず納得するまで調べるのだから、しっかりとした情報を用意すれば向こうから見つけに来てくれる、「社交的ハンター」ならば、ネットワーク作りが好きですので、SNSを利用するのが効果的

戦略が立てやすくなるわけです。

顧客分類の考え方は、来院者数向上につながる

ホームページの良いところは、
アクセスログを調べるという分析が可能なところです。

どういうページを見ているユーザーが多いのか、施術なのか、料金なのか、それとも先生のプロフィールか。こうした傾向から、自分のホームページを訪れる人がどういう層なのか想像することができます。

もちろん、ユーザーと直接交流することも大切です。

数字とにらめっこするよりも簡単にユーザーのことを理解できます。

  • ですが、ホームページを訪れるユーザーすべてと交流するのは現実的ではありません。ある程度、どんなユーザーが先生の治療院に興味を持っているのか分類する必要があります。

そして、ユーザーに合わせた情報は、
興味を掻き立て、悩みを抱える方に届きます。

いつか症状に悩んだ時の選択肢として記憶してもらうことで、
来院者数の向上へとつながっていくでしょう。

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